木目込みの雛人形の購入で知っておきたいサイズの知識
木目込みの雛人形の購入で知っておきたいサイズの知識
雛人形というと一般には布の衣装を着た、1体20センチ前後のサイズの人形を思い浮かべることでしょう。
衣装を着た雛人形を衣装着タイプといい、もうひとつ木で作られた型に衣服のシワなどの筋彫りを入れて彫りに沿って布を押し込んで衣装を着ているように仕立てたタイプを、木目込タイプと言います。
この木目込みタイプは衣装着タイプと違って、5センチくらいの小さな物から15センチくらいの物まで様々なサイズがあり、飾る間口に合わせて選べるというのが長所です。
男雛と女雛の2体のみの雛人形を親王飾りといいますが衣装着タイプなら親王飾りでも横幅60センチほど必要ですが、木目込みタイプなら25センチから50センチあれば飾れます。
一般的な男雛と女雛と三人官女の五人飾りの雛人形なら衣装着タイプで90センチ必要で、木目込みなら70センチです。
五人飾りに更に五人囃子を加えた十人飾りなら衣装着タイプで100センチ必要ですが、木目込みなら75センチあれば飾れます。
雛人形はコンパクトさが良いというのが今の主流です
雛人形はその家に生まれた女の子を守ってくれるという言い伝えがあり、誕生した後初節句までに両家のどちらかから贈るのが多いようです。
しかし立派で美しいのはとても素敵なのですが、場所を取ってしまい、毎年据え付けるのも重労働になるというのはあまり好まれず、現在では小さくて豪華なコンパクトな雛人形が人気が高くなっています。
ガラスやアクリルケースがお人形を保護してくれ、毎年さっと出して片づけるのも楽というのは忙しい現代人にはぴったりで、小スペースで済むため、置き場所に悩むこともありません。
ご家族が気に入った風貌の、美しい着物をまとったお雛様はいつまでもうっとりと見ていられますし、毎年お道具や三人官女、五人囃子などを増やしていけるというタイプのものもあります。
ケースの有り無しも選べる場合があります。
小さなコンパクトサイズの中で豊かな美しさと喜びを表現している、とっても素敵な雛人形を大切なご家族のために選んで差し上げてください。